Q:マットレスを干さないベッドの場合、湿気対策はどうすればいいの?
A:寝室の窓や扉を開けて換気をしたり、除湿器や除湿機能つきのエアコンを使用することで、ある程度湿気を取り除くことができます。また除湿マットなども使用しますと、より効果的です。
人は寝ている間に『コップ1杯の汗をかく』といわれています。
マットレスを干さないベッドの場合、その汗を吸いこんだマットレスをそのままにしておいて良いものかと、心配される方も多いでしょう。
マットレスの素材や構造にもよりますが、湿気がたまると雑菌が繁殖して臭ったり、カビやダニの温床になってしまうこともありますので、やはりベッドの場合も湿気対策はしておいたほうが良いと思います。
毎日気持ちよく寝て、お気に入りのベッドを大切に長く使い続けるためには、日頃から「湿気を取り除く」というお手入れが必要です。
マットレス全般の「湿気を取り除く」いくつかの方法を下記にご紹介しておりますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。
★窓を開けて換気する
お天気の良い日には、できるだけ寝室の窓(対角線上にある2ヶ所)を開けて、室内の空気を入れ替えてください。空気が入れ替わることにより、お部屋にたまっていた湿気も外へ出ていきます。
寝室の窓が1ヶ所しかない場合は、お部屋の扉を開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置すると効果的です。
寝室に窓がない場合は、お部屋の扉を開けて廊下に扇風機など置き、お部屋の外に空気が流れるようにします。その際、換気扇も回しておくと、お部屋から流れてきた空気を効率的に家の外に出すことができます。
★除湿器やエアコンの除湿機能を使う
除湿器や除湿機能つきのエアコンがある場合は、晴雨に関係なく、また日中お仕事の方でも、簡単に湿気を取り除くことができます。除湿器や除湿機能つきのエアコンを使用する際は、外からの湿気が寝室に入らないように窓や扉は閉め、掛ふとんは椅子などに掛けて、できるだけベットマットレス全面に風が当たるようにしてください。
★除湿マットを使う
マットレスとベッドの間に除湿マットを敷いていただきますと、除湿マットが湿気を吸収してくれますので、マットレスの湿気対策になります。除湿マットは軽くて薄いシート状のものが多く、丸洗いができるタイプや、干し時が分かるセンサー付きタイプなど、種類が豊富で取扱いもしやすいため、是非おすすめです。
※マットレスの素材や構造によっては、マットレスとベットパットの間に除湿マットを敷くのが良い場合もあります。
★ボックスシーツやベッドパットを使用する
できるだけボックスシーツ(マットレス用シーツ)やベッドパットをご使用ください。さらに吸水速乾(吸汗速乾)の素材のものをお選びいただきますと、より効果が期待できると思います。
★起きたら布団をめくったままにする
除湿器や除湿機能つきのエアコンがなく、お仕事などで時間がない場合には、起きたら布団をめくったままにしておくのが良いでしょう。見た目は少々お行儀悪いように思われるかもしれませんが、ある程度はマットレスの中にこもった湿気を自然乾燥させることができます。その際、寝室の扉も開けたままにしておくと空気が循環するのでより効果的です。
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