Q:梅雨時期にダニが活発化するってホント⁉ 自分でできるダニ対策はある?
A:本当です。梅雨時期はダニが繁殖するのに必要な条件がすべて揃っていますので、何も対策をしていないとダニは爆発的に増えてしまいます。ご家庭でできる対策としては、寝具とお部屋に掃除機をかけたり、布団カバーや敷きパッドはこまめに洗濯することで、ダニの繁殖を抑制することができます。
ダニが最も多く発生・繁殖する時期は、5月~7月頃とされています。
ダニが繁殖するのに必要な条件は
①高温多湿(温度が20~30℃、湿度が60~80%)
②ダニのエサとなるフケやアカ、食べかすやホコリなどがあること
③卵を産むための住処となる場所(ふとん、畳、じゅうたん、ぬいぐるみ、タンスやクローゼットなど)があること
梅雨から夏にかけての時期は、布団はダニにとって繁殖するのに絶好の条件を備えた場所となってしまいますので、油断は禁物です。
安心して気持ちよく眠るためには、日頃から「ダニが棲みにくい環境を整える」という対策が必要になります。
ご家庭で簡単にできるダニ対策の方法をいくつかご紹介させていただきますので、普段の寝具のお手入れにプラスしてできることがありましたら、ご参考にしていただけますと幸いです。
★天日干しする
梅雨の晴れ間を有効活用し、布団を天日干しして乾燥させてください。干す時間帯は、午前10時~午後3時頃(湿度の低い時間帯)の間で約2~3時間程度を目安に、全面に日が当たるように両面を干してください。
天日干しの際には、できれば専用の黒いカバーや黒ビニールをかけて干すのがおすすめです。ダニは50℃以上で死滅しますので、専用の黒いカバーや黒ビニールをかけることにより、布団内部の温度が高くなりますので、多少はダニを死滅させる効果も期待できます。
★布団乾燥機を使う
布団乾燥機があれば、晴雨に関係なく、とても簡単にしっかり布団を乾燥させることができます。これから布団乾燥機のご購入をご検討中の方は、ダニ退治機能が付いている布団乾燥機をお選びいただきますと、より効果が期待できると思います。
★掃除機をかける
布団を天日干ししたあと、またふとん乾燥機を使用したあとにも、布団の表裏にふとん専用ノズルを使い掃除機をかけて、ホコリ・ダニのフンや死骸を取り除いてください。その際、お部屋のおそうじも忘れずに。
※ご注意ください※
布団干しのあと、ふとん叩きを使用される場合は、布団の表面を軽く払う程度にしてください。ふとん叩きで布団を強くたたいてしまいますと、小さなホコリ・ダニのフンや死骸が布団内部の奥深いところまで入り込んでしまったり、ふとん生地や詰めものを傷める恐れがあります。
★布団カバーや敷きパッドはこまめに洗濯する
肌に直接触れる布団カバーや敷きパッドは、ダニのエサとなるフケやアカが付着しやすいので、できるだけこまめにお洗濯されることをおすすめいたします。
★「ふとんのクリーニング」を利用する
それでもまだ気になるようでしたら、是非一度「ふとんのクリーニング」をご利用されてみてはいかがでしょうか。
ふとんのクリーニングでは、ふとんを丸ごと水洗いし、中綿(わた)の奥まで入り込んだ汗や皮脂などの汚れ、またダニやホコリなどのアレルゲンを洗い流しますので、季節の変わり目のお手入れとしてや、定期的なメンテナンスとしておすすめです。
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