Q:冬の布団をしまう前にやっておきたいメンテナンス
A:布団は天日干しでしっかりと乾燥させ、カバーやシーツも洗濯したての清潔なものに取り替えてから、次のシーズンまで湿気に注意してしまうようにしましょう。汚れや臭いが気になる場合は、クリーニングをしてからしまうと良いでしょう。
布団をしまう前に必ずやっておきたいメンテナンスは、「湿気を取り除く」ことになります。
人は寝ている間に『コップ1杯の汗をかく』といわれています。
その汗を吸いこんだ布団を干さず、また汗や皮脂(フケ・アカ)で汚れたままの状態にしておくと、布団にたまった湿気により雑菌が繁殖して臭いの原因となったり、カビやダニの温床になってしまうこともあります。
布団を天日干ししてカバーやシーツを取り替えても、まだ湿気が取りきれていないように感じたり、汚れや臭いが気になるようでしたら、布団をしまう前に「ふとんのクリーニング」などのメンテナンスをされておくのも良いと思います。
次のシーズンも気持ちよく布団を使うためには、普段のお手入れを今一度、しまう前にもやっておくことが必要になります。
冬の布団をしまう前に、是非やっておきたいお手入れについてご紹介いたしますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。
★天日干しする
天気の良い日に、布団を天日干ししてしっかり乾燥させてください。干す時間帯は、午前10時~午後3時頃(湿度の低い時間帯)の間で約2~3時間程度を目安に、全面に日が当たるように両面を干してください。
★カバーやシーツを清潔なものに取り替える
カバーやシーツも洗濯したての清潔なものに取り替えてください。カバーやシーツが汚れたままですと、保管期間中に汚れや臭いがふとん内部に浸透してしまい、次のシーズンに布団を出した時に、独特の臭いがする原因になってしまうことがあります。
また、布団の保管期間中の湿気対策として、布団を保管する際に包むカバーやシーツは、綿素材など通気性の良いものがおすすめです。カバーやシーツで包む代わりに、専用の布団収納袋があれば、こちらを使用するのも良いでしょう。
★羽毛ふとんを使わない時期の収納・保管方法について
シーズンオフ中の長期収納や、来客用布団の収納など、押し入れやクローゼットに羽毛ふとんを収納・保管している間も、時々は押し入れやクローゼットの扉を開けて、押し入れやクローゼットの中の空気を入れ替えることで、湿気対策を行ってください。
布団の下にすのこマットなどを敷いておきますと、空気の通り道が確保されますので、より効果的な湿気対策ができます。
★購入から2年未満の羽毛ふとん
忙しくて普段お手入れをする時間がなかったり、普段のお手入れだけでは不安で、湿気や臭いなどが気になるようでしたら、布団をしまう前に一度「ふとんの除菌&消臭サービス」をご利用されてみてはいかがでしょうか。
★購入から2年以上の羽毛ふとん
忙しくて普段お手入れをする時間がなかったり、普段のお手入れだけでは不安で、湿気や汚れ・臭いなどが気になるようでしたら、布団をしまう前に一度「ふとんのクリーニング」をご利用されてみてはいかがでしょうか。
★購入から7年以上の羽毛ふとん
長年の使用によって布団生地が傷んでしまったり、羽毛がへたってボリュームがなくなってきたように感じられたら、冬の布団を使わない間に「羽毛ふとんリフォーム(打ち直し)」をご検討いただくのも良いかと思います。
【関連記事】